慈雲福祉会 理事長 林裕子

思いやりの心を
明るく豊かな人生のために

子ども達の明るく豊かな未来のため、高齢者の心穏やかな日々のため、心地よく、そして、その人らしく居られる場所として、empathy(その人の身になって考えることができる)を心の標に、私たちは「思いやりの心を明るく豊かな人生のために」という基本理念を大切にしています。

人が人を思いやり、お互いを支え、認め、その気持ちに寄り添う優しさを、美しいと思います。

現在でも、開園当時から続く園児とご利用者の交流会は継続的に
行われており、子どもたちの元気と笑顔が、ご利用者の前向きで、
明るい気持ちを引き出しています。
しかしながら、人は心に余裕がなくなると、他人にも優しくできないものです。

私たちは、“忙しい”毎日の中でも、スタッフが優しい気持ちで接することができるよう、ICTや介護ロボットを積極的に導入して、少しでも多く利用者さまと接する時間が増やせるよう業務効率化に取り組んでいます。
その思いの実現のためには、私たちは努力を惜しみません。

また、クオリティの高いサービス「考える介護」「考える保育」の担い手育成にも力を入れています。シチュエーションを正しく判断して、その人その人に合ったサービスを提供できたらどんなにいいでしょう。正解のないサービス業だからこそ、少しでも「正解」に近づけるよう、一人ひとりにふさわしい対応を、私たちは考え続けなければなりません。

慈雲福祉会は、一人ひとりのスタッフが、自信をもって「考える」ことができるよう、スキルアップ並びに教育体制を一層強化してまいります。

昭和22年の創業時より、地域の皆さまとともに、当法人は歩みを進めてまいりました。
目まぐるしく価値観は変容し、先の読めない困難な今だからこそ、変わらずにいたいもの。 「思いやりの心を 明るく豊かな 人生のために」。

子ども達と高齢になられた方の、そのご家族の、見守ってくださる地域の方々の、そしてここに集うスタッフの、毎日が、より明るく豊かで、自分らしく彩られるよう、お互いに思いやりの心が通うあたたかな気持ちで過ごせるよう、「できることを、ここから こころから」。

それが、私たち社会福祉法人慈雲福祉会の願いです。

慈雲福祉会 理事長林 裕子